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2019年4月 2日 (火)

フィラリア症は過去の病気ではありません。

 犬、猫に蚊を媒介して感染するフィラリア症。心臓に寄生する長さ15-30センチくらいの細長い虫(線虫)による寄生虫病です。

 心臓に寄生しているのでその姿を見ることはできませんが、予防してないとほぼ100%かかります。

 「屋内で飼っているから」「散歩にほとんど行かないから」という理由で予防してない方がいますが、検査してかかってなくても、それは「たまたま」であったとお考え下さい。運が良かっただけです。

 現在はノミやマダニも一度に予防ができる安全性の高い薬があります。

 かかっている犬(猫の場合は検査を外部に出さなくてはいけないので院内で感染を特定するのは少し難しいです)の特徴として

①そもそも予防してない。

②予防期間が短い(九州では余裕をもって4月末から12月末まで予防しておいた方が良いです)。

③毎月予防してなかった。間隔があいた。

④予防薬を動物病院で購入してない(ネットで海外品を購入、人から分けてもらっているなど。薬のサイズがあってない場合があります。)

です。

 上記のようなケースは「予防してます」という情報をうのみにすると、フィラリア症を見逃すことがあり、さりとて「信用できん!」と強引に検査をするのも気が引けるし、悩ましいところです。

(臨床的にどうみてもフィラリア症の末期の症状を呈していても、「予防している」という情報があると、それ以外の疾患を想定した診断をしてしまうこともあるのです)

 当院では毎年フィラリア症の検査をします。きちんと予防していれば陰性が出るのが当たり前ですが、まれに投薬失敗などで感染が発覚することはあります。しかし数匹の感染では臨床症状は出ませんので、その時点できちんと予防を再スタートすればフィラリア成虫の数は増えませんので臨床症状はほぼ出ないで済みます。

 末期にならないと臨床症状が出ないので、何となく毎月の予防がおろそかになりがちですが、前述のとおり、ノミやマダニも同時に予防できるお薬がありますので投薬し甲斐があると思います。

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