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2019年1月 8日 (火)

飲水量、排尿量の増加は糖尿病のサインかもしれません。

 動物でが元気食欲はあるけど、最近えらく水を飲むな、とか排尿量が多いな、というときは糖尿病を疑ったほうがいいかもしれません。大体肥満気味の子が多いと思います。

 初期の段階で見つかれば、糖尿病の合併症(白内障や腎障害)を引き起こす前に血糖コントロールができます。

 肥満気味の動物が痩せてきたときは糖尿病がかなり進行して高血糖が長期間続いていることになり、動物の健康状態が悪化しており、血糖コントロール以外の治療が必要になります。

 糖尿病の治療は1日2回のインスリン注射です。飼い主さんにやってもらうことになりますが難しくありません。

 現在は糖化アルブミンという2週間くらいの血糖値の評価ができる検査が安価にできるので、初回は半日お預かりして血糖値を2時間おきくらいに測定して、必要なインスリンの量を算定します。糖化アルブミンも測定します。

 以後は2週間おきくらいに糖化アルブミンと血糖値を測定してインスリンの量を修正していきます。食欲元気があれば入院は原則必要ありません。

 特に犬は糖尿病の合併症が出やすいので、なるべく早く血糖値を安定させたいので一か月強でインスリンの投与量を決定できるのが理想です。

 以後は1カ月おきに糖化アルブミンと血糖値を測定していき、糖化アルブミンの数値が良好なら測定は2-3カ月おきにする場合もあります。

 動物の糖尿病は原則一生インスリンを投与せざるを得ませんが、きちんと管理できれば十分長生きできます。

 糖尿病を放置すると糖尿病性昏睡の状態に陥り血糖コントロールを行っても予後不良で亡くなる場合もあります。飲水量、排尿量はさりげなく気をくばりましょう。

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