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2018年12月24日 (月)

糞線虫とコクシジウム

Funsen

糞線虫という寄生虫です。

Cocsi

これはちょっとわかりにくいですがコクシジウムという原虫です。

(中央に横並びに2個、ゆで卵を割ったような感じのものがそうです)

共に同一犬の糞便から検出されたもので、下痢を引き起こします。

子犬なら下痢の末に衰弱して死亡する場合もあります。

 糞線虫もコクシジウムも極めて汚染された環境で感染する場合が多く、放浪犬などは感染していることが発覚することはあります。

 糞線虫は土中に幼虫の状態で生息し、生き物の皮膚を食い破って感染します。回虫などを駆除する薬では駆除できず、注射薬で対応する必要があるのと、重感染でないと虫体が便から発見できず見逃すことがしばしばあります。

 乾燥には比較的弱いはずですが、土中にいた場合乾燥させるのは無理なので実質土地が汚染されたら清浄化はむつかしいでしょう。

 コクシジウムは原虫ですが、写真のオーシストという状態は乾燥にも強く環境中に糞便とともにばらまかれるとこれまた清浄化が困難です。

 ともに駆除薬はありますので、来宅した動物が下痢をくり返す場合はすぐに治療したほうが良いです。

 ※特に糞線虫では経口、経皮的に世話をしている人間も感染する危険があります。動物の病気と思わず飼育環境の改善に努めるべきでしょう。

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