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2018年8月26日 (日)

糞線虫

 糞線虫というのは、顕微鏡でないと発見できない寄生虫です。

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 症状としては下痢がありますが、少数寄生の時は症状が重くない場合もあり、糞便検査をくり返さないと見逃す場合もあります。

 便が何となく緩い、ということで様々な治療をしても今一つ完治しないな、と思っているときに顕微鏡検査で見つけると、原因が特定できた喜びと同時に、「貴様のせいか!」と怒りがわく寄生虫です。(回虫やサナダ虫類に比べると発見頻度は低いと思います)

「kennel disease」(犬小屋でよく起きると病気とでも訳すのでしょうか)と言われ、不衛生で湿度、温度が保たれた環境で幼虫が生きながらえ、皮膚から動物の体内に侵入します。卵の直接摂取でも感染します。

 すべての寄生虫疾患に当てはまりますが、この寄生虫がいる場合、その動物は非常に不衛生な環境で飼育されていた可能性があり、そのコロニー全体に蔓延している可能性があります。

 土中にも幼虫の状態で存在する可能性があるので、動物は地面の上は自由に歩かせないほうがいいでしょう。仮にあるコロニーでドッグランなどがある場所で発生した場合、環境中の糞線虫をどう駆除したらいいのかわかりません。土を入れ替えるか、消石灰をくり返しまくしかないのかと思います。

 駆虫には通常の駆虫薬では効かないので注射タイプの駆虫薬を通常の線虫類を駆除する量よりもはるかに多い量を投与しなくてはならないので、万が一フィラリア症などにかかっていると治療に苦慮することになります。

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