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2018年3月 5日 (月)

小型犬の骨折は治りにくい?

 「小型犬が骨折しやすい」というのはまあ、納得します。

バットよりも割りばしのほうが簡単に折れますからね。

しかし「小型犬の骨折は治りにくい」というのは

「すみません、何言ってるのかよくわからないです」(サンドウィッチマン風に)というのが最近の実感です。

・四肢の筋肉が薄いので骨を回復させるための血流が不十分

・トイ系の犬は活動性が高いので、骨折部位が安定化しない。

という意見もありますが、自分の体重を支えるのに必要な筋肉があれば十分なのではないかと思います。

 また活動性が高い大型犬だっているわけです。

 開放性骨折でなければ鳥の骨折も結構治ります。小鳥でも同様です。鳥なんて空飛びますから活動性が高いなんてもんじゃないし。

「鳥と犬や猫は違うんだよ!」

と言われる方もいるかもしれませんが、鳥の骨なんてそれこそスカスカですからね。空を飛ぶために。

小型犬よりも細いですが、結構治ります。

 「大型犬は体重があり、体力があるので骨が安定化せず癒合不全を起こしやすい」という意見もいえると思います。じゃあ中型犬が一番治りやすいの?という感じですが、そういうわけでもないと思います。みんな治癒率は同じくらいなんじゃないでしょうか。

  また治療法によって治癒率は変わってくると思います。「手術後の治癒率」「保存療法での治癒率」では条件が違うので、比較対象になりません。

 その辺の論文がちょっと見当たらないんですが、思考実験として、「小型犬の骨折は治りにくい」というのは疑ってみてもよいと思います。

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