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2018年2月21日 (水)

術後の創が開く(創離開)

 まれですが、手術の後に創が開いてしまうことがあります。これは皮膚と皮下組織が何らかの

原因で開いてしまうことで、筋肉が開くことはめったにありません(というかあってはいけないことです)。

 なぜ皮膚が開いてしまうかというと推測ですが、

「皮膚は頑丈だが、薄いので縫合の時に頑丈な組織を拾いそびれたときに開く」のではないか、と

考えています。また極端に皮下脂肪が多い動物は、血管の分布が少ないために傷の癒合が遅くなる印象があります。

 また、ある種の皮膚や靭帯の強度が弱い犬(ダックスフンドなど)はなりやすい印象があります。

 ただし、筋肉が裂けることは絶対ありませんし(少なくとも当院では)、開いた創は湿潤療法をすればきれいに治ります。ご安心ください。再縫合や抗生剤などは原則必要ありません。

例)猫 避妊手術後創離開

Sou1術後1週間。野良猫。尾側で一部創離開。

Sou2術後2週間。創閉鎖していっている。

Sou3術後3週間。創完全に閉鎖。

本当は湿潤療法を用いたほうがきれいに治りますが、野良猫なので…・。

まあこれだけきれいに治ればよいでしょう。

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