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2017年12月

2017年12月31日 (日)

あわただしい年末年始。動物の健康に気を付けましょう。

 年末年始は、お盆と同様、動物の受難の時期です。

・帰省で動物を連れて移動。

・不特定多数の人があいさつ回りなどで家に訪れる。

・酩酊した人が多く、注意力散漫になる。

等々、動物がストレスがかかる、失踪、異物の誤食、中毒などが多発する時期です。

動物を飼っている場合は

・極力年末年始の長距離の移動は控える。

・人の出入りが多い時は動物を一室に移動して管理しておく(逃走防止)。

などの配慮が必要になります。

 また年末年始は動物病院がお休みのところがほとんどになります。

事前に事故防止のための配慮をしておきましょう。

2017年12月29日 (金)

年末年始の予定について。

 年末年始の予定について改めて書いておきます。

年末は12/31(日)まで平常通り診察しております。

年始は1月4日(木)から診察したします。

 ただし休診日でも動物の世話がありますので、朝晩は病院にいます。

急患対応ご希望の方はお電話してみてください。

いたら対応します。ただし年始は外出することも多いので留守の時はごめなさい。

留守電にメッセージを入れておいてくださいましたら、病院に戻ってきたら折り返し連絡することもあります。留守電にメッセージが入ってない場合はこちらから連絡はいたしませんのでご了解ください。

犬に人や他の犬を襲わせないように注意しましょう。

 動物病院ですので、ケガをした犬が来ます。しばしばあるのが「他の犬に咬まれた」というものです。

 主に散歩中に起きているのですが、話を聞いていると襲われた側の犬や飼い主さんの行動には問題がない場合がほとんどです。

 多くの場合、

・「襲った」犬がノーリードだった。

・襲った犬の飼い主がリードをダルダルの状態で散歩させていたので犬が他犬を襲ったときに対処できなかった。

・襲われた側が「犬を近づけないでください」と言っているのに「うちの犬は大丈夫だ」などと言って

不用意に犬を近づけてきた。

などです。

 そのほとんどがご近所さんがらみなので、襲われた側は何となく文句も言いにくく、治療費も自腹、という結果になります。

 かなりひどい咬み傷の結果、化膿したりするケースも多いです。

襲った犬の飼い主が当然ですが、その惨状を知りません。

 上記のような犬の管理をしている方の心の根底には「たかが犬のやったこと」という意識があるのではないかと思います。

 しかし、犬の殺傷能力はかなりのものです。体重20キロ以上の犬が本気で襲い掛かってきたとき、無傷で制圧できる人間はいません。場合によっては指の1-2本は噛みちぎられるでしょう。

 犬ではなく、人が犬に襲われた場合でも、軽い咬み傷位ならなあなあにしてしまおうとする飼い主は多いのではないかと思います。

 理詰めでは「犬が犬を襲った場合」は「器物損壊」であり、「犬が人を襲った場合」は「傷害」になると思います。特に犬が人を襲った場合は、場合によってはその犬は現場で警察などに殺処分されるケースもあり得ます。実際にそういうケースも他県でありました。

 ゆめゆめ「犬に咬まれたくらい大したことはない」などと思わないでください。

 

2017年12月17日 (日)

犬に洋服や靴下は必要ありません、と思っています。

 歯切れの悪いタイトルですが、犬や猫には洋服や靴や靴下なんていらないと思っています。

というのは、結構な確率でそういったものをかみ砕いて飲み込んでしまって、腸内異物や胃内異物に

なる可能性が高いからです。

 装着するとしても冬場、短毛の犬に散歩のときだけ着せる、くらいにしたほうがいいでしょう。

犬用の靴下をパクリと食べてしまって、あわてて吐かせる処置をしたこともありました。

 犬や猫は毛皮がありますので洋服は必要ないと思いますし、靴下や靴は繊細な足先にストレスを

与えるだけだと思います。

 テレビに出ている犬が犬用の靴下をはいているシーンがあるのですが、あれはテレビ用の演出と思ってください。

 

2017年12月11日 (月)

犬のお散歩中に「ちょっと待ってて」はあぶないですよ。

 お向かいにコンビニがあるので、なんとなしに見ていることがあるのですが、たまに犬のお散歩中にコンビニの前に犬をリードでつないで買い物をしている方がいます。 

 正直、「あぶないなあ」と思いながら見ているのです。犬は見るからに不安そうですし、人が出入り口から出てくると「飼い主さんかな?」とみて、違う人だとがっかりした感じになっているのです。

 最近、外で飼っていた犬を連れ去る事件が全国的に散発しているようで、SNSでも「うちの犬がいなくなりました」と拡散希望の情報があったりするそうです。

 「ほんのちょっと」の不用心で愛犬と別れることになりかねませんので、犬の散歩中は散歩に集中し、買い物は改めて行くようにしましょう。

 できれば犬も屋内で飼ってあげたほうが盗難防止になると思います。

 

2017年12月10日 (日)

猫のクラミジア症

 猫のクラミジア症は野良猫などで普通に見かける症状です。

特に子猫で多いですね。「子猫を保護した」ということで来院された場合、多くの場合

・目脂

・結膜炎

・鼻汁

・くしゃみ

・発熱

などが見られます。

 猫ヘルペスウィルスや猫カリシウィルスとの混合感染が多いと思われますが、外部の検査機関などで抗体検査などをしていると死んでしまうので、診断的治療をすぐに開始します。

 結膜炎や眼脂などの目だけの症状でも点眼薬だけで治ることはまれで内科的な治療が必要となります。

 放置すると子猫の場合死に至ったり、瞼が癒着して目が明かなくなったりするので早急な治療が

必要です。

2017年12月 8日 (金)

お引越しした際はマイクロチップの登録内容も変更してください。

 最近、マイクロチップを挿入している動物が増えています。

 災害時など、首輪は取れてしまうことがありますが、マイクロチップなら皮下に埋め込むので紛失することはありません。

 引っ越しによる住所変更、飼い主さんの変更などの際は、飼い主さんが自ら登録内容の変更を行うようにしてください。

 http://nichiju.lin.gr.jp/test/html/aigo/microchip04.html

日本獣医師会のHPに詳しく載っています。引っ越しなどの際はどうしても動物のことは後回しになってしまいますが、心にとめておいてください。

2017年12月 7日 (木)

犬や猫に煮干しやかつお節はいりません。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide/pdf/4.pdf

環境省ペットフードガイドラインです。

犬や猫が食べてはいけないものを分かりやすく書いています。

(やっと直接リンクする方法がわかりました。何年もブログ使っていて何をやっていたのか…)

 未だに犬や猫に煮干しやかつお節を与える人がいるので悲しいです。

 かつお節や煮干しはうまみがいっぱいあります。うまみ成分は「グルタミン酸ナトリウム」(味の元の主成分ですね)というアミノ酸なので肉食獣である犬や猫はそれは喜んで食べます。でも、かつお節や煮干しにはマグネシウムが多く含まれますので、それが原因で膀胱結石などができてしまいます。

基本的には良質のフードと水だけで健康は保てます。

動物のためにエアコンで暖房を入れましょう。

 夏には「エアコンで冷房を」とお願いしましたが、今回は冬バージョンです。

要は「エアコンで暖房を入れて部屋全体を暖めましょう。安全ですので」ということです。

 こたつは部屋全体が温かくならないので、犬や猫は入りっぱなしになります。熱源に近すぎるとやけどの危険性もありますし、電源コードを噛んで感電や熱傷の危険もあります。こたつを「動物のために」留守中につけっぱなしにしないでください。火災の危険もあります。電気代もエアコンのほうがかからないです。

 灯油ストーブや電気ストーブは部屋全体が暖まりますが、やはりやけどの危険もあります。

また寒暖の差が激しいと 血圧が変動し心臓病の動物には負担がかかります。

是非お部屋全体をエアコンで暖めてください。

2017年12月 6日 (水)

動物医薬品と動物医薬部外品

 動物医薬品と動物医薬部外品はまったく別のものです。

 動物医薬品のほうが厳しい審査を経て認可を受け、販売されます。獣医師の診察、処方が必要なものです。

 それに対し動物医薬部外品は、効果も動物医薬品に比べて劣り、副作用がむしろ深刻な場合もあります。

 わかりやすい例に、犬・猫のノミ取り薬がドラッグストア、ホームセンターなどで売っていますが

それは動物医薬部外品です。

 獣医師が処方する動物医薬品よりも確実に効果は劣ります。実際はほぼない、と言っていいでしょう。

 当院にも「市販品のノミ取り薬を使ったけど、ダメだった」ということで来院される方がいます。動物医薬品で駆除すればほぼ一回でノミ駆除は出来ます。

 また、塗り薬タイプのフィラリア予防薬を処方したところ、しばらく取りに来ないと思っていたら「市販の塗り薬を同じものだと思って使っていた」という方もしました。市販の動物医薬品でふフィラリア予防の効能をうたったものはありません。

 ノミ駆除を期待して用いたのならまだしも、これでは全く効果がありません。

個人的には動物の健康被害にもつながるので、市販のノミ取り薬は販売中止にしてほしいのですが、こればっかりは個人ではどうしようもありません。

 飼い主さんが理解を深めていただくしかないです。

わからないことがあったらお気軽にお問い合わせください。