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2017年1月

2017年1月30日 (月)

1月31日(火)は午後診察しています。

 1月31日(火)は午後も診察しています。

午後は16時から診察しています。

よろしくお願いします。

2017年1月28日 (土)

ネットの情報は慎重に吟味しましょう。

 インターネットは便利なものですが、中にあふれている情報は玉石混合です。

 獣医療に関するものも獣医師が実名で発信しているものは、ほぼ間違いない情報だと思います。大学からの情報などもほぼ間違いないでしょう。

 しかし匿名の素性が明らかでない人物が書いてあるようなことはうのみにしない方が安心です。

 動物の健康や病気について疑問がありましたら獣医師にお尋ねください。

犬や猫の飼い方や食事については環境省のガイドラインが非常にわかりやすいです。

こういうものは信頼できるのでどんどん利用してください。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide.html

「飼い主のためのペットフードガイドライン」

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2708a/pdf/full.pdf

「飼う前も飼ってからも考えよう」

2017年1月27日 (金)

猫を飼うのは意外に簡単です。

 野良猫は寿命が著しく飼い猫よりも短いです。病気や交通事故などで亡くなるのでしょう。

「猫は外で眺める分にはいいけど、飼うのはねえ」

という方がいますが、おそらくそれは未避妊・未去勢の猫を家に入れて痛い目に合ったからではないかと思います。

 未避妊・未去勢の猫はおしっこをふりまいたり、夜に鳴きわめいたりしてしまうので、そのイメージがあるのではないかと思います。

 でも避妊・去勢をしてしまえば外に出さないで飼えますし、おしっこをふりまいたりはしません。高級な家具は爪とぎの被害にあるかもしれないので、お勧めしませんが…。

猫を室内で飼うよい点は

・屋内で飼っても体力が衰えたりしないので散歩に行かなくてよい。

・トイレをすぐに覚えてくれる。

・キャットフード(ドライ)を置きエサにしておけばよい(朝晩新しいものにしてください)。

猫は基本的に無臭に近いのでシャンプーなどはしなくてもよいです。

こまめなブラッシングくらいでよいでしょう。

野良猫が一匹でも暖かい家の中に迎え入れられて生活できればいいのになあ、と思います。

2017年1月26日 (木)

隠れ睾丸(陰睾)

 オス犬で睾丸がきちんと袋の中に降りていない子がいます。陰睾丸といいます。オス猫は犬に比べると発生数は少ないと思いますが、純血種のオス猫で数件見たことがあります。

お腹の中に残ったり、鼠蹊部(またの部分)の皮下に潜り込んだりしています。

 睾丸は精子をつくる組織で、分裂する能力に優れています。やや体温よりも低いところで適切に活動するので睾丸は袋に入ってやや体から離れたところにあるわけです。

 その睾丸が皮下やおなかの中にあると異常な発達をして癌化することがあります。

 睾丸なのに女性ホルモンを大量に分泌しはじめ、雄なのに乳腺が発達したり、骨髄抑制により貧血を起こしたりします。

 癌化してから手術で除去というのは体に負担が大きいのでなるべく若いうちに去勢手術を受けたほうが良いでしょう。

 大体片一方だけおなかの中や皮下というパターンが多いですが、まれに両方とも袋に降りてないケースもあります。

 おなかの中にある場合は、外にある一個を摘出した後に、器具やドレープ、手袋などを一新しておなかをあけて睾丸を摘出しないといけません。本来ありえないところにあるのですから気を使います。

 遺伝的要因が大きいとされるので陰睾がある家系の犬は繁殖に供さない、発生した場合は売り物にしない、という配慮が必要かと思います。獣医学のテキストにもそう書いてあります。

 ちなみに人間は生まれてきたときに、男の子は睾丸が袋に降りているのが自然ですが、犬は生まれて数か月後に降りてきます。生後2-3か月で降りてなくても当たり前ですので経過を観察してください。

 まれに陰睾かなと思っていた犬が一歳近くになって、残り一個が下りてきたケースもあります。1歳過ぎても降りてこなかったら去勢手術を検討されたらよいでしょう。

2017年1月25日 (水)

地域猫について

 「地域猫」という言葉はたいていの方が聞きなれないと思います。

 簡単に言うと野良猫をきちんと避妊去勢をして、地域でルールを決めて餌やりや糞尿の管理を行われているネコのことです。

 野良猫を避妊・去勢をしないで放置しておくとどんどん猫が増えてしまいます。糞尿などの苦情など、また殺処分頭数が減らないなどの問題が発生します。

 そこで「せめてこれ以上野良猫を増やさない」という苦肉の策が「地域猫」のシステムです。

現在、福岡県では

・福岡県が行っている福岡県地域猫事業(参加している自治体が窓口)。

・福岡県獣医師会がおこなっている「あすなろ猫」事業(賛同している動物病院が窓口)。

が行われています。

 あくまで「地域猫」として扱われる予定の猫対象であり、個人が無秩序に外で飼っている猫に対して行うものではありません。

 そこのところをご理解されて、各自治体や動物病院に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

2017年1月24日 (火)

ワクチンは早めに打ちましょう。

 最近はペットホテルやペットと一緒に泊まれるホテルなどでは事前にワクチン接種をしておくことが求められることが多くなっています。衛生的にもよいことだと思います。 

 そんなわけでペットホテルなどに動物を預ける予定の方がワクチンを打ちに来られることがありますが、預ける予定が打ってから数日後ということが良くあります。

 残念ながらそれでは免疫は上がってないので無駄ではないですが(いずれ免疫は上がるので)、ペットホテルにとっても動物とってもあまり意味がない打ち方になります。

 ワクチンを打ってから免疫が誘導されるのは2-3週間かかるので、余裕を見て1か月前には打っておいた方がいいでしょう。

 またワクチンだけでは不十分で、ノミなどの外部寄生虫をもらう可能性もありますのでその予防も併せてしておいた方がいいです(未予防の動物なら他の動物に感染させる可能性もあるわけです)。

 当院では患者さんの動物のみお預かりやトリミング(トリミングは原則犬のみ)を行っていますが、それは各種予防歴を把握しているからです。定期的な予防をしておけば急なお預けなどでも慌てなくていいので安心かとおもいます。

 「ワクチン打っても免疫はすぐに上がらない」と覚えておいてください。

2017年1月22日 (日)

狂犬病ワクチンを打ちましょう。

 狂犬病ワクチンを打ち、犬を自治体に登録しておくことは狂犬病予防法で定められています。

 接種率が7割以上ないと万が一、狂犬病が日本に侵入した場合、広域感染を防げないとされてます。

 全国平均では犬への狂犬病予防ワクチン接種率は7割越しているといわれていますが、福岡県全体ですと6割ほどだそうです。

 京築・築城地域はさらに低く、4割半ばだそうです。

 実はこのワクチン接種率は「自治体に登録している犬」を調べたものです。よって「登録してない犬」を含めると接種率はさらに下がってしまうのです。

(犬を飼っていても自治体に登録してない人は実は多いようです)

 動物病院では通年を通して打てますので、接種率向上にご協力ください。

犬に狂犬病ワクチンを打つことは、犬も守りますが人の公衆衛生のためでもあります(それが主眼です)。

 ぜひご協力お願いします。

2017年1月21日 (土)

猫の骨折

 獣医師になるはるか前に読んだ、イギリスの獣医師の自伝的小説の中に「猫はけがを治す天才」という記述がありました。その本は度重なる引っ越しで散逸してしまい、タイトルも定かではありませんが、その一文は長らく記憶にとどまっていました。

 猫は犬に比べて運動能力が高く、高いところにするする登りますが、さすがに2階以上の高さから落下すると骨折することはあります。また交通事故などでも骨折するでしょう。猫が骨折するほどの怪我を負ったときはかなりの衝撃が体に加わったと考えられ、内臓損傷も疑わないといけません。

 一般的には1歳以上の犬猫は骨折した場合はギプス固定は不適で、何らかの整形外科的な治療が必要になるといわれています。

 10歳の女の子の猫で、屋内で左大腿骨の粉砕骨折の例です。大腿骨や上腕骨はギプス装着が困難であり、整形外科的な整復が必要というのが一般論です。股関節や膝関節の脱臼がないのは幸いでした。排便排尿もできて内臓損傷もなかったようです。

Nekokossetuhajime_6

Nekokossetuhajime2_3

(画面で見ると画像が横に伸びており、変位が強調されていますがクリックすると

実際の比率に近い画像が見れます)

粉砕骨折であり、整形外科的に整復するとなると複数の工程が必要になります。

 しかし、ここまで細かく骨が粉砕していると実はかえって「リモデルディング」が効率的に行われるのでは?と思いましたので、「温存」を選択しました。骨片一つ一つは明後日の方向を向いていますが、全体としてみると極端な変異がなかったのでこのまま仮骨が形成されて治るのでは、と予測しました。

※「リモデルディング」:骨折した骨片が元の骨の形に時間をかけて戻っていく現象。

ギプスすらせず、そのまま生活をさせていました。受傷後2週間でかなり着地できるようになりました。

で、約二カ月半後の最後のレントゲンです。

Nekokossetuenddv_3

Nekokossetuendlate_3 仮骨が十分に形成され、ほぼ生活に支障がないようです。受傷後約3週間でキャットタワーを階段代わりにタンスまで登っており、受傷後40日で仮骨形成を確認しているので実際には二カ月弱で生物学的整復は終わっていたのではないかと推測します。

 左大腿骨は約10-15%レントゲン像から見て右大腿骨よりも短くなっていますが実際の姿勢を見てもその差は感じません。生活に支障がなければよいのではないかと思います。

 「猫はけがを治す天才」ということを実感した出来事でした。その言葉が記されたあの本のタイトルは何だったのか、それが気がかりです。

2017年1月19日 (木)

1月21日(土)は午後休診です。

1月21日(土)は獣医師会の会合に出席するため、午後は休診となります。

ご迷惑をおかけしますがご了解願います。

食欲の増す整腸剤

 小型犬などは意外に食が細く、飼い主さんが「ドッグフードを食べてくれない」と悩んだ末に

おやつや人の食事を与えてしまい、さらドッグフードを食べてくれないという悪循環に陥りがちです。

 ただ最近気が付いたのですが、ある種の整腸剤をまぶすと風味が良いのか食が細いワンちゃんがドッグフードを食べてくれるようになりました。

 生菌製剤なので薬用量などもありませんので安心です。

便の質も改善されるし一石二鳥ですね。