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2016年10月 7日 (金)

フードの重要性

「うちの子はフードをあまり食べないのです」

主に小型犬の飼い主さんからよく聞く言葉です。猫でもたまにあります。

「ドライフードは食べないのでトッピングに缶詰やジャーキーを刻んで乗せています」

 缶詰なら動物用フードですのでまだいいのですが、ジャーキーなどのおやつ類は体によくありません。おやつ類を与えている犬猫の血液検査結果で肝臓の数値が軽度上昇していたりするケースがあります。 

 またソフトフードのトッピングはカロリーオーバーを招き、また歯石が付きやすくなったりもします。ドライフードとお水だけで栄養は十分に管理できますので、小さいうちからそのように育てておけば、人の食事に関心を持たず、誤食や異物摂取の危険を減らすことにもつながります。

ドライフードのみで食べない原因として

・フードの品質の問題

・フードが古い(開封して2週間くらいで食べきる量が理想。開封後は袋の口も縛ってかつ密閉容器に保管すること)

があります。

 フードを食べないという動物に院内で動物病院専用フードを与えると完食することがよくあります。

 フードも値段相応です。バカ高いものは買う必要はないですが、経験的に動物病院専用フードはよく食べてくれます。フードを食べないという問題でお悩みの方はご相談ください。

 また、飼い主さんが実は「いろいろ与えたがる」方の場合は、動物のフード食への移行が失敗する場合があります。そもそも飼い主さんが「いつも同じ味だとかわいそう。変わった味のものをあげたい」という潜在的な願望があり、フード食への移行を望んでいないケースです。その場合は結局いろいろ人の食事などを与えてしまうので、フードに関心を示さなくなってしまうという悪循環が起きます。

 しかし、雑多なものを(時には動物には有害なものを)食べた挙句に健康被害を起こすのがいいのか、いつも同じだけど品質の良い食事を与えて健康に過ごすのがいいのか、じつは人間においても同じこと言えそうです。刹那的な快楽主義か、節制か、それを選ぶのは人間はご自由に、ですが、動物は飼い主に与えられた環境で生きるしかないので、今一度考えていただきたいことです。

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