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2016年7月15日 (金)

その消毒、意味ありますか?

 私たち獣医師は、手術前に術野を必ず消毒します。

 なぜならば体内は基本無菌なので、体外からの菌の持ち込みを極力減らさないと感染症を起こす可能性があるからです。消毒で完全に細菌をゼロにすることはできませんが、著しく減らすことで感染症のリスクを下げられます。

(消毒のやり方にもそれぞれ理由があり、間違った消毒薬の使い方をしては意味がありません)

 しかし、皮膚の表面が細菌感染を起こしているからと言って、消毒薬で毎日消毒するのは意味があるかと言われれば、全く意味がありません。

 なぜなら皮膚表面を消毒しても一時間くらいで皮膚の細菌は元に戻ってしまうといわれてます。よって消毒してもほぼ意味がない。そればかりかかえって健常な皮膚細胞を消毒薬で傷つけてしまいます。毎日洗剤で手を洗っていくと手がボロボロになりますよね。それと同じことが消毒薬で皮膚を毎日消毒すると起きてしまいます。結果、かえって細菌感染を増悪させることがあります。

 細菌、真菌などの感染症には抗菌薬、抗真菌薬を適切に用いる必要があります。

(体全体をシャンプーなどで汚れを取るというのは皮膚の感染症にとっては意味があります)

 消毒薬はきちんと使えば意味がありますが、皮膚や手指に毎日使う意味はありません。無駄な出費はやめましょう。

 

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