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2015年7月

2015年7月27日 (月)

野生動物に安易に触れないようにしましょう。

これらはある野生動物に寄生していた寄生虫(もしくは卵)です。

Kyutyu

これはおそらく吸虫という消化管内寄生虫の卵です。

Liceこれはシラミです。外部寄生虫です。

野生動物が倒れていても安易に触れず保健所等に連絡したほうがよいでしょう。

寄生虫の被害にあうかもしれません。

また保護した公的機関の方たちもこの辺の知識はきちんともたれていたほうがよいでしょう。

移動中に寄生虫をばら撒いている可能性があります。

2015年7月19日 (日)

手術の前に体調を管理しましょう。

 動物病院では、日常的に手術が行われます。

緊急の手術はやむをえませんが、緊急でない手術(避妊手術や去勢手術など)の際には

動物の体調をきちんと申告してください。

たとえば、咳をする、下痢をしている、食欲がない、などの症状があるときはきちんと申告してください。

その際は手術は延期となります。緊急性がない手術は焦ってする必要はありません。

 体調が万全でない状態のときに手術を行って、あとで体調が悪化した場合、非常に困ったことになります。

  術前の体調管理は飼い主さんの役目です。

2015年7月10日 (金)

性質の悪い寄生虫:マンソン裂頭条虫

Manson画像は、マンソン裂頭条虫というサナダムシの卵です。

カエルなどを動物が摂取すると感染が成立します。終宿主は猫、犬、狐、狸などです。

通常のサナダムシよりもたちが悪く、6倍くらい多く駆虫薬を使わないと殺せません。

症状は酷い下痢、食欲減退などです。

動物が屋内飼育でも、カエルなどが屋内に侵入していたら感染しますので注意が必要です。

犬を庭に適当に出して散歩を省略する人がいますが、こういう寄生虫に感染する危険もあるわけです。しつけの点でもマイナスなので庭に出して、遊ばせて散歩省略!というのはやめましょう。

猫も外に出さないようにするほうがよいですね。猫にとってはカエル取りは楽しい遊びでしょうから。

人間がマンソン裂頭条虫に寄生されると色々面倒です。詳しくはネットで検索してみてください。

2015年7月 9日 (木)

おやつは食事じゃありません。

 犬や猫にはなぜかおやつをあげる人がいます。「犬用」「猫用」などと銘打って売っていますが、基本的に良質のフードと水をあげていればおやつは全く必要ありません。

 それどころか、おやつをあげることによりカロリーオーバー、糖質オーバーになり肥満気味になっている子も少なくありません。肥満はさまざまな病気を招きます。人間の子供を育てるときおやつを過給する親はいないと思います。なぜか動物にはあげてしまう・・・・。不思議な心理です。

 ジャーキーや歯磨きガムなどもいりません。しばしば食道や気道に詰まる事故を招きます。またそれらのものをあげていると血液検査で肝臓などの数値が若くして軽度上昇している例があります。「無添加」と銘打ってあるものもありますが、何が「無添加」なのか不明確なものが多いです。

 特に糖尿病のような糖質の過給が病気のコントロール不良を招く場合にはおやつはきっぱりやめてください。病院では血糖コントロールが良好だった動物が家に帰ると血糖コントロール不良になり、なぜだ?と頭を抱えていると「病院に来たことがない」家族の方が「ごほうび」におやつをあげていたことがあり、ずっこけたことがあります。

 動物の糖尿病の治療にはインスリンを打つことが必須になりますが、インスリンは「食べた食事」によって上昇する血糖を抑えるために打ちます。ですから食事をしてない場合には打ってはいけません。低血糖を起こす可能性があります。

さらに、一日二回食時直後にインスリンを打ちますが、その間におやつ(ビスケットなど)をあげてしまうと、そのつど血糖値が上昇してしまい、血糖値のコントロール不良を招きます。

 動物の場合は、「それなりに高血糖だが、生命維持には支障がない」レベルに血糖を管理します。低血糖になる可能性は低いのでお菓子などは与える必要は一切ありません。

 病院にこられた飼い主さんはそのあたりをご家族にも説明してください。

2015年7月 6日 (月)

猫サッカー

 某新聞で猫の野球選手の漫画があり、なかなか面白いです。作者の方は猫を飼われている方なのでしょう。猫の生態を把握していて、かつ野球にも詳しいのでとても楽しい漫画になっています。

 さて、その漫画の主人公の猫は、ピッチャーなのですが実際の猫は残念ながらボールをつかめるような手の構造はしていません。

 しかし、器用なのでまるでサッカー選手のように前足を使って、ボールなどを転がすことが出来ます。私は個人的に「猫サッカー」と呼んでいます。

 案外大きいものを運んでしまうこともあり、朝、履こうと思っていた靴下がないなあ、と思っていたら別室まで移動(ゴール?)していたこともあります。

 猫は輪ゴムや紐などを誤食してしまうことがあり、注意が必要ですが、それらがなくなっているとき、食べてしまった!と焦る前に今一度、家の中をよく探してみてください。テレビ台の下や家具の陰など、それこそ別室に「猫サッカー」で移動させていることがあります。

 異物を食べると、激しい嘔吐や元気食欲の低下、消失があります(まれに全く見られないこともありますが)。臨床症状が出てないときは、今一度、部屋を掃除しがてらよく探索してみてください。案外、とんでもない所におもちゃを溜め込んでいたりしますよ。

http://www.viralline.com/18-hoarder-cats-who-dont-realize-that-they-have-problems-2/

↑とんでもない収集癖のある猫たちです。こんなことにならないようにしましょう。

中には輪ゴムやシュシュなど飲み込んだら危険なものを集めてしまっています。一見ほほえましいですが、猫の飼い主の方はこうならないように気をつけましょう。

2015年7月 2日 (木)

犬の管理は徹底しましょう。

 動物愛護法や自治体の条例で犬は係留して飼う、家の中で飼う等、他者に危険を及ぼさないように飼う様に定められています。

 私が子供の頃のウン十年前は、それこそ野犬レベルの放し飼いがありましたが、さすがに21世紀の世の中にそんなことがあったら飼い主は恥ずかしいと思わないといけません。

逃げ出した犬が他の犬や人を噛んでも「たかが犬のやったこと」という程度の認識でしたら改める必要があるでしょう。