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2015年2月

2015年2月28日 (土)

2月28日は午後4時までの診察です。

2月28日(土)は獣医師会の会合に出席のため、午後4時までの診察となります。

ご迷惑をおかけしますが、ご了解願います。

2015年2月13日 (金)

明日はバレンタインですが。。

先の記事にあげたペットフードガイドラインのなかに

犬や猫に食べさせてはいけないものに「チョコレート」があります。

よく読んでみてください。

明日はバレンタインですが、チョコの管理には気をつけてください。

 チョコの成分のテオブロミンが興奮作用をもたらし、下痢やケイレン発作などを引き起こす可能性があります。大量に摂取した場合は死ぬ可能性もあります。

うっかりいただいたチョコや、これからあげようと思っているチョコを犬や猫が接触できる場所に置かないでくださいね。

 せっかくのバレンタインデーが台無しにならないようにしましょう。

動物に食べさせてはいけないもの:環境省のパンフレットより

http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide.html

環境省のペットフードガイドラインです。

良くまとまっていますので繰り返し紹介します。

犬や猫に食べさせてはいけないものがわかりやすく解説してあります。

よく読んでみてください。

犬や猫の食事は一日二回が基本です。

 犬や猫の食事は一日二回が基本です。無論、大人の犬や猫の場合です。

子犬、子猫は生後半年までは一日3-4回こまめに与えたほうがよいでしょう。

子犬や子猫は消化管がまだ未発達ですので少量頻回に食事は与えたほうが消化管に負担がかかりません。一日二回では栄養不足になり、場合によっては低血糖発作で倒れるかもしれません。人間の赤ちゃんも少量頻回に食事を与えているはずです。人間の赤ちゃんよりも小さい子犬や子猫はなおさらですね。

 ちなみにウサギの母乳は高栄養で一日二回でも十分に子ウサギは栄養が取れています。よって子ウサギには特殊な事情(母ウサギが死亡した等)をのぞき、人工哺乳はしてはいけません。余計なことです。

 大人の犬や猫で、たまに一日一回しか食事を与えてない(朝は食べないから?)という方がいますが、一日一回で一日量の食事を摂取するにはかなりの量を食べなくてはいけないはずで、胃袋に負担がかかるのではないか、と心配になります。

 胃袋が急激に膨満すると嘔吐を誘発します。しばしば犬や猫ががっついて食べた直後に吐くのはそういう理由です。多くの場合は心配ないですが、一日二回に分けて食事を与えれば防げます。

 また、急激な胃袋の膨満は、特に犬で、胃の拡張と捻転症候群という死を招く怖い病態を引き起こすことがありますので注意が必要です。

 人間でも、一日の食事量を頻回に分けて摂取すると、効率よく栄養が利用されるので脂肪がつきにくくなりますよ。

2015年2月12日 (木)

人体薬は動物に用いてはいけません。

 家庭にある人体薬を、動物に用いないでください。

 人では軽微な副作用ですむものが、動物では重篤な副作用を引き起こすものも少なくありません。

 人体薬を動物病院で使用する場合もありますが、それは使用しても良い根拠があり、薬用量を獣医師は把握しているからです。また当院では極力、動物で認可された薬を用いるようにしています。

 飼い主さんに持病があり、継続的に薬を使用している場合は、全ての薬を動物から遠ざけてください。人での副作用の軽重は、動物には当てはまりません。全ての人体薬は動物には毒、という気持ちで管理してください。

2015年2月 7日 (土)

歯石を取るには

Siseki

写真は、手術室の風景ですが、手術の準備ではありません。

歯石除去の準備をしているところです。

麻酔器、気管チューブを準備。歯石を除去するときに汚水が飛び散りますので手術台の金属部分にかからないようにシーツでガードします。

歯石がつくような動物は高齢な場合が多いので、麻酔に耐えうるかどうかきちんと術前の血液検査も欠かせません。

無論全身状態の診察も必要です。

 必ず気管挿管を行って、吸入麻酔で、かつ各種モニターも装着して行います。

結局手術と同じ準備をするわけです。

しかも、歯石の混じった汚染水が霧状になって飛び散りますので術後は手術室全体を消毒液でふきあげないといけません。通常の手術は理論的には無菌部位を操作しますので細菌は飛び散ることはないのですが、歯石除去は口内細菌が飛び散るのは避けようがないのです。

歯石除去を行うためには

①全身の健康状態の確認(血液検査、聴診等)

②術前の抗生剤の投与(歯石除去をすると歯肉が多少傷がつきます。敗血症を防ぐため、また術前に多少なりとも口内細菌数を減らすためです)

③日を改めて歯石除去(当然ですが処置前12時間以上前からの絶食が必要です)

どうですか?まるで手術と同じですよね?

むしろ重度の歯石がついている子が多いので、簡単な手術よりも時間がかかる場合が多いです。丁寧に歯石を取ると最後のポリッシングまで含めると1時間はかかります。

こんな大変なことになる前に、歯石がなるべくつきにくくする生活をするべきでしょう。

そのためには

①犬も猫も極力ドライフードと水のみにする(高齢の動物は状況によりウェットフードも与えても良い)

②人の食事も含めておやつは一切あげない(これが一番重要)

③させてくれるのなら歯磨きを。

という、当たり前のことをしておくだけで歯石の沈着をかなり防ぐことが出来ます。

歯石がつくと歯周病になり、顎の骨がどんどんやせていき、最後は歯がぼろぼろ抜けていきます。それだけでなく細菌が全身に波及し、細菌性心内膜炎を起こしたりもします。けっして口の中だけの問題ではありません。

動物の場合は人間と違って麻酔を掛けないと処置できませんので、より大変です。シンプルな食生活を心がけるだけでかなりの確率で歯石沈着を防げますよ。

2015年2月 3日 (火)

動物を保護したら外部・内部寄生虫の駆除をまずしましょう。

 動物を保護した場合、特に野外にいた犬や猫を保護された場合、まず外部寄生虫(ノミ等)、内部寄生虫の駆除をしましょう。

 ノミ等の外部寄生虫は人も刺します。環境中に卵がばら撒かれたら家全体を薫蒸式の殺虫剤で殺虫しないといけません。

 また、内部寄生虫がいた場合、糞便中に虫の卵や寄生虫が排泄されます。先住動物がいたら容易に感染します。また人体に動物の寄生虫が侵入した場合、幼虫移行症など動物が感染するよりも重篤な病気を引き起こすこともあります。一見、綺麗な便でも寄生虫卵が検出されることもありますので油断が出来ません。

 野外にいた犬や猫を保護したときは、まず外部・内部寄生虫の駆除。そして動物と接した後はきちんと手を洗いましょう。